So-net無料ブログ作成

『十一周』05/15/2013/04130 [日刊忘れ女たち]

IMG_1275.jpg
08:12 teien-no-hana 05/10/2013





   十一周




今日は肥えた黒蜂のかわりに
タトゥーの男が寝ています
黒蜂は寝ていたわけでないのです
飛んでいた肥えていた

想像してご覧
言葉が蜂蜜になるところ
一歩でも脇道にそれてご覧
タトゥーの男が寝ていて
其のベンチの脇を初夏の陽もずわずわ照らし
あたしは付属病院の空中庭園を
歩いているのですから
怖くない
かれだってきっと病気か打撲か骨折か
癌にちがいない
初夏の満ち潮の陽射しを
病身のからだいっぱいに浴びて
想像してご覧
怖いのはどの辺りか
傷口の辺か
こゝろの辺か

今日は肥えた黒蜂のかわりに
タトゥーの男が寝ています
炎天に向かって二の腕をむき出して
折れたこゝろを
取り戻そうと
黒蜂は寝ていたわけではないのです
飛んでいた肥えていた
あたし読売ジャイアンツの帽子被って
タトゥーの男の脇をなにげに抜けて
付属病院の空中庭園を
十一周した








nice!(37)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 37

コメント 2

扶侶夢

付属病院の空中庭園

タトゥーの男

怖いのはどの辺りなのでしょう…
by 扶侶夢 (2013-05-15 19:37) 

charlie_

それが分らない。タトゥーの男なんて怖くないと、思っているこゝろがあるのですが、それがほんとうかどうかも分らない、と云うようなことでしょうか。
by charlie_ (2013-05-16 01:06) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。